今回おすすめする絵本は、長新太さんの『ぼくはイスです』です。
主人公はイス。みんながいつも腰かけている椅子です。いつも腰かけられてばかりなので、いろいろなものに腰かけてみようと、家から出てみます。
外で木や石、川に入って川に腰かけてみたりいろいろなものに腰かけてみます。そして、山に登って山に腰かけていると、山が爆発して溶岩がドロドロと流れでてきます。そしてイスは…。
絵本は普通の絵本のように、絵が描いてあって字があるページと、そのあいだに何ヵ所か4つにコマ割りされたページがあります。
マンガみたいな感じで、子どもはどう反応するかな?と思って読んであげたら、よろこんで見ていました。
今まで読んできた絵本より少し字が多くてストーリーが細かくなっている感じなのですが、話がおもしろくて引きこまれます。
子どもはこういったページ構成の絵本は初めてだったので新鮮でうれしかったのかもしれませんね。
そもそも椅子がいろいろなものに腰かけていくという設定がおもしろいですね。後半のスケールの大きな展開も目が離せないです。
長新太さんファン、おもしろい絵本が好きな方は必見です。